ECMレコードと共に歩んできたアーティストといえばピアニスト、キース・ジャレットを思い描く方も多いだろうが、ギタリスト、ラルフ・タウナーもその一人で新ソロ・アルバム『アット・ファースト・サイト』が4月5日にリリース(デジタル、輸入盤は3月17日リリース)されることが決定し、先行シングル「フロウ」が公開された。



本作『アット・ファースト・サイト』は、幅広い音楽のパレットからインスピレーションを受けたもので、2022年2月に録音されたものだ。
ECMのアーティストとして音楽活動を続けてきたアメリカのギタリスト、ラルフ・タウナーは、同レーベルの録音で独自の作品群を築き上げてきた。彼の作品の中心はソロ・アルバムで、その最初の作品である『ダイアリー』は50年前にリリースされた。今回の『アット・ファースト・サイト』は、この偉大な伝統を引き継ぎ、幅広い音楽からインスピレーションを得ている。ジョージ・ガーシュウィン、ジョン・コルトレーン、ジョン・ダウランド、ビル・エヴァンスなどからの影響を挙げながら、「私のソロ・アルバムには常に、私を魅了した多くの作曲家や音楽家の要素を取り入れた自作曲が含まれています」と、タウナーはライナーノーツに自身で書いている。自作曲のほか、ホーギー・カーマイケルの 「リトル・オールド・レディ」、ジュール・スタインの「メイク・サムワン・ハッピー」、トラッド「ダニー・ボーイ」もクラシック・ギター1本で演奏され収録されている。今年で83歳を迎える重鎮ギタリストの奏でるメロディは、深く、美しい。


(ラルフ・タウナー)
1940年生まれ、22歳の時にギターを始めた遅咲きのギタリスト。
ウィーンに留学しクラシカル・ギターを学び、60年代後半にニューヨークへ活動の拠点を移すと、ジャズ・ピアノの演奏アプローチをギターで表現する独自のスタイルを開拓。ECMのプロデューサー=マンフレート・アイヒャーに見初められ72年からECMのレコーディングに参加を始め、自身がリーダーを務めるバンド“オレゴン”の作品以外は全てECMからのリリースで、ゲイリー・バートンとの『マッチ・ブック』、同じくECMの古参ギタリストジョン・アバークロンビーとの『サーガッソーの海』など、様々なフォーマットで名作を残してきた。『ANA』や『ソロ・コンサート』、2017年リリースの『マイ・フーリッシュ・ハート』など、12弦ギター、クラシック・ギターによるソロ作品が人気。


■作品情報
ラルフ・タウナー『アット・ファースト・ライト』
Ralph Towner / At First Light

2023年4月5日(水)リリース ※デジタル/輸入は3月17日リリース
UCCE-1198 SHM-CD
¥2,860(TAX IN)
https://Ralph-Towner.lnk.to/AtFirstLightPR

フロウ Flow
ストレート Strait
メイク・サムワン・ハッピー Make Someone Happy
ウビ・スント Ubi Sunt
ギターラ・ピカンテ Guitarra Picante
アット・ファースト・ライト At First Light
ダニー・ボーイ Danny Boy
ファット・フット Fat Foot
アルゼンチンの夜 Argentinian Nights
リトル・オールド・レディ Little Old Lady
エンプティ・ステージ Empty Stage


〈パーソネル〉
ラルフ・タウナー(classical-g)
★2022年2月、スイス、ルガーノ、オーディトリオ・ステリオ・モロ RSIにて録音


■ラルフ・タウナー各種リンク
ユニバーサル ミュージック
https://www.universal-music.co.jp/ralph-towner/
Ralph Towner official website
https://www.ralphtowner.com/
ECM Facebook
https://www.facebook.com/ecmrecords/
ECM twitter
https://twitter.com/ecmrecords