グラミー最優秀新人賞を含む計4部門を獲得してきた実力派ジャズ・ベーシスト/シンガー、エスペランサがブラジル先住民族の領有権を制限する法案(マルコ・テンポラル)の否決を下したことを受け、書き下ろし、レコーディングした新曲「Não Ao Marco Temporal」を急遽リリースした。

 

この楽曲はエスペランサがブラジルのプロデューサー、プレティーニョ・ダ・セリーニャ、エンジニアのアルトゥール・ルナの共同プロデュースで制作した作品となっている。

 

一部の営利団体が押し進めていた先住民族の領有権を制限する法案(マルコ・テンポラル)をブラジル最高裁が否決したことは世界中の環境保護活動家や人権活動家によって歓迎された。この法案は、400以上のブラジル先住民族を強制排除の脅威にさらし、熱帯雨林を確実に危機に陥れるものと言われている。エスペランサは、この問題に対する認識を高め、先祖伝来の土地を守るために闘い続けるブラジルの先住民族コミュニティを支援するよう、世界中の人々に強く呼びかける為に新曲「Não Ao Marco Temporal」をレコーディングした。

 

 

Não Ao Marco Temporal

 

 

エスペランサは新曲「Não Ao Marco Temporal」について以下のようにコメントしている。

「ブラジルの最高裁判事の大多数がマルコ・テンポラルに反対票を投じたというニュースを祝して、新しい音楽を作りました!ハレルヤ!ブラジルの土地と人々に深い感謝と称賛の念を抱き、その土地から生まれた音楽のインスピレーションと教育から深い恩恵を受けてきた者として、この土地と先住民、そしてブラジルの領土に対する継続的な侵害を止めようと努力を続けているコミュニティに対して黙って見ているわけにはいかなかったのです。リオデジャネイロのある深夜、情熱的なミュージシャンたちがスタジオに集まり、私たちの才能とエネルギーを結集して、マルコ・テンポラルに「NO」と言うよう、すべての関係者を勇気づけました。そのエネルギーとメッセージが、ブラジルの裁判所や議会にマルコ・テンポラルを拒否するよう圧力をかける活動に貢献することを願って、私たちはこの曲を作りました」

 


 

【シングル情報】

Esperanza Spalding (エスペランサ)

「 Não Ao Marco Temporal」 (ノ・アオ・マルコ・テンポラル)

2023年10月13日(金)発売

https://esperanza-spalding.lnk.to/NAMTPR

 

1.  Não Ao Marco Temporal

2.  Não Ao Marco Temporal (Extended Version)

 


 

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【バイオグラフィー】

1984年オレゴン州ポートランド生まれのジャズ系ベーシスト、シンガー、作曲家。名門バークリー音楽院卒業、最年少講師でもある。(ちなみにエスペランサの前の最年少記録はパット・メセニー)

パティ・オースティン、パット・メセニー等のツアー/レコーディングにも参加し、スタンリー・クラーク、リチャード・ボナとも共演。満を辞して2008年8月にHEADS UPよりデビュー。デビュー作において、ビルボード・コンテンポラリー・ジャズ・チャートに70週以上もランクインし続ける快挙。音楽だけではなくそのビジュアルの魅力から、ファッションブランド”バナナリバブリック”の広告塔としても活躍。ホワイトハウスでのパフォーマンスや、オバマ大統領(当時)の直々の招待で、ノルウェーのオスロで開催されたノーベル賞授賞式とノーベル平和賞コンサートでのパフォーマンスもおこなった。小柄でキュートな容姿、大きなアフロ・ヘアに大きなウッド・ベースを弾きながら歌う姿が斬新なスタイルで話題を呼びつつも、見た目だけではない超一流のベース・テクニックと、透明感のあるヴォーカル、そして柔らかく舞うようなスキャットが彼女の実力を証明している。明るく陽気なキャラクターとベース・プレイヤー / シンガー・ソングライターとしての実力が、未来のJAZZ界を背負っていく逸材と言われている。今まで「Junjo」(2006)、「Esperanza」 (2008)、「Chamber Music Society」(2010)、「Radio Music Society」(2012)、「Emily's D+Evolution」 (2016)、「Exposure」 (2017)、「12 Little Spells」(2018)、「Songwrights Apothecary Lab」(2021)の計8枚のアルバムをリリース、グラミー最優秀新人賞を含む計4部門を獲得している。